導入事例

【スマートSDSメイク導入事例】SDS作成の標準化で迅速なレスポンスを実現。常に最新情報を届ける組織へ

更新:2026.10.08スマートSDSメディア編集部

【スマートSDSメイク導入事例】SDS作成の標準化で迅速なレスポンスを実現。常に最新情報を届ける組織への記事本文サムネイル

海外対応のリードタイムを格段に短縮し、持続可能な品質管理体制を構築

東京化学塗料株式会社
技術開発部 部長 馬渕様 / 技術開発部 菊池様 / 技術開発部 森田様 / 技術開発部 信太様

自動車車体防錆保護塗料の専業メーカーである東京化学塗料株式会社。同社では、自動車業界をはじめとする多様な大手取引先や販売代理店に対し、最新の法令に準拠した正確なSDS(安全データシート)を迅速に提供することが求められています。

しかし、SDS作成には専門的な知見が必要とされることから、長年にわたり特定の技術担当者間での引き継ぎが行われており、組織的な標準化と業務体制の更なる強化が課題となっていました。また、従来活用していた業界団体の作成ツールのサポート終了に伴い、新たなシステムの検討が急務となりました。

そこで同社が導入したのが、SDS作成支援サービス「スマートSDSメイク」です。導入の経緯や選定の決め手、外国語対応のスピード向上をはじめとする成果、そしてチーム全体で持続可能な体制を目指す今後の展望について、技術開発部の皆様に伺いました。


課題

  • SDS作成業務が特定の担当者に依存しており、持続可能な標準化体制の構築が必要だった
  • 従来活用していた業界ツールのサポート終了に伴い、新たな作成環境の整備が求められていた
  • 法改正の活発化や顧客からの高度な情報提供要求に対し、より迅速に対応できる体制づくりが急務だった

選定理由

  • 初心者や経験の浅い担当者でも画面のステップに従うだけで、迷うことなくSDSの原型を作成できる操作性
  • 複雑な配合データの分解・登録や、外国語への翻訳機能が充実していたこと
  • 法令解釈や運用面での疑問を専門スタッフに相談できるサポート体制

効果

  • 従来の確認手配等に時間を要していた英語SDSについて、正確な内容を即日回答できるようになった
  • 初心者でもSDSの原型を作成できるようになり、業務の標準化と平準化が前進した
  • 開発現場と品質保証の役割分担が明確化し、急な問合せにも組織全体で対応できる体制を確立した

専門知識に依存する体制から、持続可能な組織づくりへ

ーはじめに、東京化学塗料様の事業内容とSDS作成の役割について教えてください。


当社は昭和22年の創業以来、自動車車体防錆保護塗料の専業メーカーとして、自動車をはじめ広く工業分野に向けた塗料の開発・製造を手掛けています。従業員は全体で30名弱と少数精鋭の組織ですが、高度化・多様化するお客様のニーズにお応えできるよう製品開発に取り組んでいます。

塗料という商品は、少ないものでも10種類以上の化学物質が複雑に混ざり合ってできています。そのため、安全データシート(SDS)の作成にあたっては専門的な化学知識が不可欠です。

当社では昔から、内容を正しく理解できる技術開発部のメンバーが代々SDS作成を引き継いできました。近年では、技術開発部の中に設置された品質保証課が、検査業務と並行してSDS管理の取りまとめを行っています。

ツール環境の変化と、更なる法令遵守・品質管理への課題

ー新しいシステムの検討を開始されたきっかけは何だったのでしょうか。

大きなきっかけは、これまで活用してきた塗料業界団体の分類ソフトが更新・サポートを終了するという方針が示されたことです。

また、近年は化学物質規制の強化に伴い、安衛法やPRTR法、各種環境関連法令の改正頻度が非常に高くなっています。当社のお客様には大手自動車メーカー様なども多く、製品の安全情報に対するご要求レベルも年々高まっています。新製品のサンプル段階から迅速なSDS提出を求められるケースも増えており、これらに確実かつスピーディーに対応できる環境づくりが必要でした。

加えて、SDSに関する業務の標準化も検討が必要でした。誰か一人に負担を集中させるのではなく、仕組みを整えてチーム全員で業務を共有し、万が一の際にも滞りなく回せる体制をつくることが、会社として非常に重要だと考えていました。

「直感的な使いやすさ」と「誰でも作成できる安心感」が選定の決め手

ー製品の選定にあたっては、どのような点を比較検討されましたか。

複数のサービスから資料を取り寄せ、実際に何社かトライアルで操作感を試しました。一度他社のサービスも試したうえで、最終的に「スマートSDSメイク」に戻ってきた経緯があります。選定の最大の決め手は、圧倒的な「使いやすさ」と「分かりやすさ」でした。「スマートSDSメイク」は、画面の指示やステップ(Step 1, 2, 3…)に沿って順に入力していくだけで、必要なデータが自然と形になっていきます。マニュアルを何度も読み込まなくても、直感的に操作できる設計になっていました。

自分だけが使えるツールではなく、「初めてSDSを作成する若手や後任の担当者でも迷わず使えるか」という視点で見たとき、スマートSDSメイクが最も適していると判断しました。

外国語対応が数時間で完了。顧客対応のスピードが飛躍的に向上

ー導入後、実際の業務においてどのような変化や効果がありましたか。
一番の成果は、SDS作成の標準化が進み、お客様へ正確かつタイムリーに最新版のSDSを提出できる体制が整ったことです。

これまでは頻繁に行われる法改正への追従や、お客様からの急な提出要請への対応に膨大な調査時間と工数がかかっていました。それが「スマートSDSメイク」の導入により、複雑な成分分類や法令情報の確認がシステム上で正確かつスムーズに行えるようになり、新製品のサンプル段階からの迅速な提出にも余裕を持って対応できるようになりました。営業担当者からも「お客様へのレスポンスが格段に早くなった」と評価されています。スマートSDSメイクは成分分類機能が充実しているため、社内の生産管理システムから抽出した配合データも、スムーズに活用できるようになりました。環境関連法令の調査や確認にかかる工数も大幅に削減されました。

また、これまで自社での翻訳作業や外部委託に多くの時間と手数を要していた海外向けの外国語SDS対応においても、確認作業が格段に早くなり、顧客対応全体のスピードと品質が向上しています。

開発者が原型を作り、品質保証が確かめる。理想的なチーム体制の確立へ

ーチーム内での運用体制や役割分担には、どのような変化が生まれましたか。

現在、若手メンバーも含めて「スマートSDSメイク」を使って自ら開発した製品のSDS原型を作成する取り組みを進めています。ステップ形式で無理なく入力できるため、特別な訓練を経なくても、初心者でもスムーズにツールになじむことができています。

私たちの目指すスタイルは、原料の配合を最もよく理解している技術開発の担当者が原料データを打ち込んでSDSのベースを作り、最終的に品質保証課がチェックを行って完成させるという役割分担です。

一人の担当者に業務を集中させるのではなく、チーム全体で労力を分散・共有できるようになったことで、組織としての柔軟性と安定性が一気に高まりました。

専門サポートという安心感とともに、顧客から一層選ばれる企業を目指す

ーシステムの機能面以外で、評価されているポイントはありますか。

システムそのものの使いやすさはもちろんですが、疑問点があった際に専門スタッフの方へ直接相談できるサポート体制があることが、大きな安心感に繋がっています。複雑な混合物の法令解釈や、判断に迷う成分分類など、自社内だけでは解決が難しい課題に直面した際、信頼できる相談先があることは非常に心強いです。

ー最後に、スマートSDSメイクを活用して今後実現していきたい展望をお聞かせください。

引き続き、開発を担当するメンバー全員が自然とSDSを作成できる体制をより確固たるものにし、誰が対応しても高品質な情報をタイムリーに提供できる環境を定着させていく予定です。

今後も化学物質に関する法令改正は続いていきますが、変化に対して常に先回りして正確な情報を整え、お客様からのご依頼やお問い合わせに即座にお応えできる信頼関係を築いていきたいと考えています。


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執筆者 スマートSDSメディア編集部
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