更新:2026.10.08スマートSDSメディア編集部

極東ゴム株式会社
設計開発部 技術開発課
工業用プラント向けのゴム伸縮継手や各種ゴムライニング、橋脚用ゴムプレートなど、多岐にわたる 高品質なゴム製品を展開する極東ゴム株式会社。
同社では、多種多様な原料を複雑に配合するゴム製品の特性上、安全データシート(SDS)の作成や管理において、作業の効率化と体制の標準化が重要な課題となっていました。
そこで導入されたのが、クラウド型SDS作成ツール「スマートSDSメイク」です。
ツール導入の背景や選定の決め手、作業時間が1/4に削減された具体的な成果、そしてチーム内での業務標準化とコンプライアンス強化の取り組みについて、設計開発部 技術開発課の皆様にお話を伺いました。
ーはじめに、極東ゴム様の事業内容と設計開発部様の役割について教えてください。
当社は、プラントや一般工場などで使用されるエキスパンションジョイント(ゴム伸縮継手)の製造をはじめ、薬液が通る配管やタンクへのゴムライニング加工、さらには金型を用いたゴムプレス成形品などを幅広く手がけています。成形品は橋脚の振動吸収用ゴムプレートなど、多岐にわたる分野で使用されています。私たちが所属する設計開発部 技術開発課では、お客様のご要望に応じた製品の設計開発とともに、SDSの管理・作成業務を担っています。

ー「スマートSDSメイク」の検討を始められた背景には、どのような課題があったのでしょうか。
ゴム製品は、少ないものでも数種類、多いものになると10〜20種類以上の原料薬品を配合して作られます。そのため、原料メーカーからいただくSDSのデータをひとつひとつ目視で手動比較し、GHS分類や区分を確認して作成を進めていました。
手作業で成分を照合し、内容を確認しながら作成すると、1つのSDSを仕上げるのに2〜3日、時間にすると16時間ほどかかっていました。配合が非常に複雑な製品になると、完成までに1ヶ月以上を要することもありました。また、特定の担当者に業務が集中しがちだったため、作成手順を標準化し、部署全体でスムーズに作成できる仕組みを整えたいと考えていました。
人力だけに頼る作成体制には限界があると感じていました。また、近年は化学物質に関する法律の改正も頻繁に行われるようになっています。そうした変化にタイムリーに対応し、極東ゴムとしてより強固で標準化された管理体制を築くため、専用ツールの検討を始めました。
ーさまざまなツールがある中で、「スマートSDSメイク」を選ばれた理由は何だったのでしょうか。
Web検索等でツールを探す中で「スマートSDSメイク」を見つけました。お試しでデモ画面を触らせてもらった際、CAS番号を入力するだけで必要なGHS分類や文章がスムーズに生成されるのを確認でき、「これなら作成時間を大幅に短縮できる」と感じました。
他社製品とも比較検討を行いましたが、スマートSDSメイクは料金体系が分かりやすく、他社に比べて導入コストのイメージが掴みやすい印象がありました。モデルケースの料金プランが明確に提示されており、社内での検討は非常にスムーズでした。また、問い合わせをした際のサポート対応がスピーディーだったことや、ちょうど活用できる補助金のタイミングと合致したことも大きな後押しとなりました。
ー導入にあたって、社内での調整や懸念点などはありましたか。
当社はお客様との守秘義務を重視しています。そのため、クラウド上で情報を扱う際のセキュリティ面についての確認が必要でした。その際も、セキュリティに関する詳細な資料やチェックリストを提供していただき、部内会議で「適切なセキュリティ環境が担保されている」ことをしっかりと共有・説明できたため、スムーズに導入を決定することができました。

ー導入後、SDSの作成時間や作業フローにはどのような変化がありましたか。
作業効率は格段に向上しました。手作業で原料データを照合していた頃は16時間ほどかかっていた作業が、システムに入力して確認するフローに変わったことで、実質4時間程度で作成できるようになりました。作成時間としては従来の約1/4に縮小されたと感じています。
ー部署内での作成体制や働き方にはどのような変化が見られましたか。
一番大きな変化は、業務の標準化が進んだことです。「スマートSDSメイク」は、ステップ1、ステップ2と順番に沿って入力していけば形になる分かりやすい構造になっています。そのため、基礎的な知識さえあれば、誰でも一定のクオリティでSDSを作成できるようになりました。

ー作成スピード以外の面で、実感されている導入効果はありますか。
改訂作業に対する能動的なアプローチができるようになった点です。以前は、お客様から「日付が古いけれど最新版はあるか」とお問い合わせをいただいてから見直す場面もありました。現在はシステム側から更新情報や案内が通知されるため、自発的に最新情報をキャッチし、タイムリーに改訂版を作成してお渡しできるようになりました。
当社の場合、製品の納品時だけでなく、輸送時や海外輸出時にもSDSの添付が必須となるケースが多くあります。法令に準拠した最新のSDSをスピーディーに準備できるようになったことで、お客様や取引先に対しても自信を持って提出できるようになり、業務上の安心感が大きく増しました。
ー今後の活用方針や、設計開発部としての展望について教えてください。
現在、課内ではSDS業務を5人で分担しています。今後もこの体制を維持しながら、限られた時間の中で効率よく、精度の高いSDSを作成・管理していく予定です。
今後も「スマートSDSメイク」を有効に活用し、製品の開発や設計という本来のメイン業務にしっか りと注力しつつ、SDS作成においても「誰でも短時間で確実な書類が作成できる」環境を定着させ、お客様からより一層信頼される品質保証体制を築いていこうと考えています。

スマートSDSメイクは、国内向けSDSの作成や海外SDSの翻訳を支援し、担当者の経験にかかわらず、SDS作成に取り組みやすい環境を実現します。