更新:2025.07.30スマートSDSメディア編集部
化学物質の規制が年々厳格化し、SDS(安全データシート)の内容を正確かつ最新状態に保つことは、化学品を扱う企業にとって不可欠なリスクマネジメントとなりました。しかし「項目が膨大で、確認に時間がかかる」「改訂が頻繁で、見逃しが怖い」という声は後を絶ちません。そこで登場したのが 「スマートSDSチェック」です。
スマートSDSチェックはPDFのSDSをアップロードするだけで、最新法令・GHS分類の漏れまで自動で点検し、リスクアセスメント連携まで可能なSDS管理ツールです。本記事では、人手任せだった煩雑な作業を大幅に削減し、法令順守と業務効率を同時に叶える“次世代のSDS管理ツール”についてご紹介します。
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スマートSDSチェックとは、SDS作成ツールである「スマートSDSメイク」を開発した株式会社Dynagonが新しく開発した、SDS管理・リスクアセスメントツールです。
スマートSDSメイクは、「SDS作成にかかる時間を1/10にする」「専門家でなくてもSDSを作成できるようにする」といった目標を掲げ開発されたツールで、化学メーカー・輸入商社など、SDSの定期的な作成、更新を行なっている企業様等を中心に導入が広がっており、化学業界のDX化を推進しています。
一方で、SDS を自社で作成せず、受け取ったSDSをもとにリスクアセスメントのみを行う企業や、年に数件しか SDS を作成しないため専用ツール導入のハードルが高い企業も多く存在します。そういった企業様からは「SDS作成機能までは不要だが、管理とリスクアセスメントを効率化したい」といったお声を多くいただいておりました。そういったお声に応えるために開発されたのがスマートSDSチェックです。
SDS管理やリスクアセスメントをめぐっては、以下のような課題がありました。
スマートSDSが独自に行なった調査「SDS管理をめぐる実態調査2025」によると、SDSの管理を「エクセルで行っている」または「PDFで行っている」と回答した企業が78%に及びました。
こうした管理方法は、必要なSDSを素早く管理することが難しく、特にエクセルで管理する場合にはPDFに記載されているSDSをシートへ転記する手間が発生します。
SDSには膨大な項目が含まれるため、これらを手作業で転記・検索する作業は現場にとって大きな負担となっています。
近年、SDSをめぐる法規制は目まぐるしく変化しています。2024年の労働安全衛生法の大幅な改正以降、毎年のようにSDS交付義務対象物質の追加が行われており、2026年4月には合計2300物質にまで達します。また、今後はSDSの記載方法等を定めているJIS Z7253の改正及び、SDS義務の罰則化を含む労働安全衛生法の改正が予定されています。
こうした規制強化に伴い、SDSの更新漏れや内容ミスが頻発しています。先述の調査では、「内容の間違ったSDSや、期限の切れたSDSを保管していたことがありますか?」という質問に対して、75%の企業がよくある、またはあると回答しました。間違ったSDSを保管していると、行政の指導の対象になりうる上、そのSDSを元にリスクアセスメントを行うことで最悪の場合重大な事故につながってしまう恐れもあります。
こうした問題は気づかないうちに発生している可能性が高いという点でも、SDSを扱う全ての企業に対して起こりうる問題です。
リスクアセスメントは化学物質を扱う上で避けては通れない業務です。一般に、化学物質のリスクアセスメントはSDSの内容を元にして実施されます。
しかし、化学物質のリスクアセスメントには様々な手法があり、担当者によって採用手法が微妙に異なることも多く、一元的な管理が難しい状況でした。
また、国内で最も利用されているリスクアセスメントツール「CREATE_SIMPLE」はエクセル上で動作しますが、情報の転記が面倒で、評価のたびに何度も同じような情報を入力しなければならないことも少なくありません。
こうした手作業による多くの工程と属人化によって、担当者の時間が浪費されているのです。
スマートSDSチェックはこうした課題を解決するために開発されました。多くの機能を搭載しておりますが、ここでは一部の機能をご紹介いたします。昨日の詳細につきましては、ぜひお問い合わせいただき、ご体験ください。