導入事例

【スマートSDS導入事例のご紹介】松尾ハンダ、SDS作成を2日→1時間以下に効率化。区分計算を自動化し説明責任を強化

更新:2025.07.14スマートSDSメディア編集部

【スマートSDS導入事例のご紹介】松尾ハンダ、SDS作成を2日→1時間以下に効率化。区分計算を自動化し説明責任を強化の記事本文サムネイル

化学物質を取り巻く規制が厳しさを増す中で、松尾ハンダ株式会社はSDS作成業務の精度と効率を見直しました。

複雑な区分計算を自動化し、これまで1件で丸2日かかっていたSDS作成を短縮するため、スマートSDSメイクを導入しました。導入以降は得意先からの指摘もなくなり、効率性と説明責任を両立できる仕組みを確立しています。

松尾ハンダ様 商品イメージ
ウェブサイトより(https://www.matsuo21.com)

会社の歴史

──はじめに、松尾ハンダさんについて教えてください。

はい。当社は創業70余年にわたる老舗のはんだ専門メーカーです。

鉛フリーはんだやフラックスなど、時代の規制や用途に合わせた幅広い製品を製造・販売しています。特に近年は、ソルダペーストなど新しいはんだ付け方式への対応にも力を入れています。社内では研究開発・検査を担当する「管理部」が、SDSの作成・管理を担っています。

松尾ハンダ様 製品イメージ
ウェブサイトより(https://www.matsuo21.com)

ご検討の背景

── それでは、SDS作成ツールの導入を検討したきっかけを教えてください。

はんだ合金は、銀や銅などの含有率が少し違うだけでSDSの危険有害性区分が変わるため、SDS作成は非常に神経を使う業務でした。
「銀3%の時はこうだけど、0.3%だと違うのでは?」とお客様から指摘を受けることもあり、説明責任を果たすためには非常に緻密な計算が必要です。

以前は原料情報を調べて2日かけて計算することも珍しくなく、分類根拠もうまく説明できていませんでした。営業から依頼を受けてSDSを確認・修正するにも、1日仕事になってしまうのが大きな負担でした。

スマートSDSをご使用いただいているイメージ

スマートSDSメイクを選んだ理由

── ご検討いただいたきっかけを教えてください。

もともとは、従来通り自社でSDSを作成する際に必要な情報を調べている中で、偶然スマートSDSのサイトを見つけたのがきっかけです。
サイトを拝見した際に「名前やCAS番号を入力するだけで自動計算ができる」という説明を見て興味を持ち、実際に問い合わせをして面談やトライアルを行いました。
実際にトライアルで試してみると、本当に名前やCAS番号を入力するだけで区分計算が自動で行われ、さらにGHS区分の判定根拠もしっかり表示される点が非常に魅力的でした。
結果も10分程度で出てきたため、これは業務負担を大きく減らせると確信し、導入を前向きに検討することを決めました。

スマートSDS画面イメージ
スマートSDSメイクより

── もともとはツールの採用を検討していなかった中で、導入を社内で進める際にご苦労はありませんでしたか?

確かに、これまでのSDS業務は「人が頑張ればなんとかなる」もので、実際に手作業で対応してきた経緯があります。しかし、実際にトライアルを行い、画面上で名前やCAS番号を入力するだけで区分計算が完了し、根拠まで自動で示される様子を社内メンバーに共有したところ、そのスピードと正確性が非常に大きな説得材料になりました。「これなら確実に業務が効率化できる」という共通認識が生まれ、結果的にスムーズかつスピーディーに導入を決定することができました。

導入後の変化

── それでは、実際に導入してみて、どのような変化がありましたか?

SDS作成にかかっていた時間を通常1件あたり1日〜2日を要していた所、導入後はそれを1時間以下に効率化することができました。作成1件あたりの工数を2日→1時間に削減できたため、効果はとても大きいです。

 また、法改正対応などでSDSを更新する機会が多かった4月以降、今のところお客様から指摘を受けることはありません。「なぜこうなるのか?」という説明を求められても、出力された根拠を示せば納得いただけるので、対応のストレスが大きく減りました。以前は「本当にこの区分で合ってるのか」と不安を抱えながら計算していたのが、システム計算結果として自信を持って出せるようになりました。

今後期待する機能

── 今後期待する機能はありますか?

一番欲しいのは英語版の出力です。今は日本語で作ったものを翻訳ソフトにかけて、また直して、ってやるので1日かかることもあります。ボタン一つで英語が出力できたら最高ですね。」

スマートSDS英訳機能イメージ
スマートSDSメイクより

実は取材当日、この英語出力機能をご案内したところ、当初のご契約時点ではまだ実装されていなかったこともあり、「そんな機能がもうあるんですね!」とご興味を持っていただきました。今後はこうした新しい機能も活用いただきながら、よりスムーズで効率的なSDS運用を目指していきたいとのことでした。


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執筆者 スマートSDSメディア編集部
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