導入事例

【導入事例のご紹介】成和サプライ、安衛法改正を契機にSDS翻訳体制を見直し、10倍の業務量にも柔軟に対応できる仕組みを構築

更新:2025.07.11スマートSDSメディア編集部

【導入事例のご紹介】成和サプライ、安衛法改正を契機にSDS翻訳体制を見直し、10倍の業務量にも柔軟に対応できる仕組みを構築の記事本文サムネイル

航空・宇宙分野で使用される特殊塗料や接着剤を輸入・販売する株式会社成和サプライでは、労働安全衛生法の改正によりSDS作成・翻訳が必要となる対象物質が大幅に増加したことを受け、「PDFをアップロードするだけ」で対応できるスマートSDSメイクを業務に取り入れました。増加する業務量に対して、費用・作業負荷・納期すべての面でバランスの取れた対応を実現しています。

成和サプライ企業イメージ
ウェブサイトより

会社概要

──はじめに、成和サプライ様について教えてください。

はい。当社・成和サプライは、航空機や宇宙機器の外装部品・ロケット等に使用される金属材料や特殊塗料、接着剤等の輸入販売を行っている企業です。航空・宇宙分野で求められる高い安全基準を満たす製品を、主に米国から調達し、日本国内の先端分野に供給しています

この業界では、トレーサビリティや証明書の整備が必須であり、取引先ごとに求められるドキュメントの要求水準も非常に高い傾向にあります。そうした背景の中、業務の正確性と効率性を両立させるための仕組みづくりが重要なテーマとなっていました。

成和サプライ取引品目
ウェブサイトより

背景

── SDSの翻訳について、もともとはどのように対応されていたのですか?

以前は、毒劇物に該当する一部の製品に限ってSDSの翻訳を行っており、それも都度、翻訳会社に1件ずつスポットで外注するという運用を行っていました。

それでも業務としては何とか対応できていたのですが、労働安全衛生法の改正をきっかけに状況が大きく変わりました。

検討のきっかけ

── どのような変化があったのでしょうか?

労働安全衛生法の改正をきっかけに、SDSの翻訳が必要となる化学物質の数が従来の約10倍に増えることになりました。当然ながら、今まで通り1件ごとに外注していたのでは、費用も手間も10倍以上になってしまいます。これが、運用方法を見直すきっかけになりました。

評価のポイント

── 運用体制を見直すにあたっては、どのような点を重視しましたか?

まずは費用面で定額制が取れることを重視しました。法改正で翻訳が必要となるSDSの対象物質が大幅に増えたため、従来のように1件ごとにスポットで発注するやり方では、単純計算で費用も10倍近くに膨れ上がってしまう恐れがありました。この先も継続的に発生する業務だからこそ、毎月一定コストでの運用が可能であることは必須要件でした。

次に納期への対応力です。

実際の業務では、急に差し替えが必要になったり、新しい製品サンプルの翻訳をすぐに用意したりといったケースも出てきます。そうした短納期での対応が求められる場合も多いため、必要なタイミングでしっかり対応できる体制を重視しました。スマートSDSメイクはリードタイムも短く、そうした実務のリズムに合わせやすい点が安心感につながっています。

そして発注側の負担の少なさも大きな決め手です。従来は、発注時にこちら側でCAS番号などの情報を毎回入力して伝える必要がありました。そのため、対象のSDSが10倍に増えると、発注時の入力工数も10倍になってしまう懸念がありました。その点、スマートSDSメイクはPDFをアップロードするだけで、日本の法規に沿った形に仕上げてもらえるので、我々もSDS専門の知識が完璧でなくても安心してお願いできる、という点が評価できました。

導入後の変化と今後の展望

── 現在の状況と今後の展望があれば教えてください。

現在も、法改正に対応する形で翻訳対象製品がどんどん増えていますが、スマートSDSメイクを活用することで、社内での翻訳対応を安定的に回せる環境が整ってきたと感じています。
今後も、変化の激しい法規制の動きに対応しつつ、より効率的で確実な情報提供ができる体制づくりを進めていきたいと考えています。


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