更新:2026.09.08スマートSDSメディア編集部

株式会社サンコーオイル
代表取締役
菅様
金属加工用の切削油や潤滑油の製造・販売を手掛ける株式会社サンコーオイル。同社では、顧客ごとの加工環境や使用機械に合わせた細やかな特注品展開を行っており、他社製品の相当品以上の性能を誇る製品の開発・提供にも対応しています。
大手企業では難しい「柔軟な製品カスタマイズと迅速な対応」は、同社だからこそ提供できる大きな強みです。しかし、製品のパターンが増えるほど、比例して増大するのが「SDS(安全データシート)作成」の負担でした。頻繁な法改正も重なり、代表の菅様に業務が集中するなかで、いかに作成の手間を効率化し、強みである営業提案に時間を割ける環境をつくるかが課題となっていました。
そこで同社が導入したのが、SDS作成支援サービス「スマートSDS」です。導入の背景や選定の決め手、作成時間短縮による営業力の強化、そして確かな化学物質管理がもたらす顧客信頼の向上について、代表取締役の菅様に詳しく伺いました。
ーはじめに、サンコーオイル様の事業内容について教えてください。
菅様:
当社は、主に潤滑油や金属加工用の切削油などの製造・販売を行っているメーカーです。また、大手メーカー様の製品と同等以上の性能を持つ製品を、より取り入れやすい形で開発・提供する事業も行っています。最終的なお客さまは、金属加工を行っている製造業様が中心です。
ー貴社の製品展開における独自の強みや特徴はどのような点でしょうか。
菅様:
お客さまごとに使用される機械や加工環境、ご要望がすべて異なります。そのため当社では、ベースとなるオイルから派生させて「もう少しこうしてほしい」という細かなニーズに応えるカスタム対応を大切にしています。大手企業様の場合、品種が増えると効率面から対応が難しいケースも多いと聞いています。ですが、当社のような小回りの利く企業だからこそ、フットワーク良くスピーディにお客さまのご要望に応えられる。この柔軟な対応力こそが当社の最大の強みであり、多くのお客さまから選んでいただいている理由だと思っています

ー独自の強みを発揮される一方で、どのような業務課題が生じていたのでしょうか。
菅様:
お客さまの細かな要望に応えて製品バリエーションを増やせば増やすほど、自然とSDSの作成・改訂数も比例して増えていくという点です。1社の案件から派生品がいくつも生まれるこ とも珍しくありません。
加えて、近年の安衛法や化審法の改正、GHS区分の見直しなど、化学物質に関する法令改訂は非常に頻繁に行われています。これらを漏れなく把握し、手動で転記や計算を行って最新の情報に更新し続けることだけでも、膨大な時間と労力がかかっていました
ー強みを発揮しようとするほど、バックオフィス業務の負荷が高まる構造があったのですね。
菅様:
まさにその通りです。SDS作成業務は私が自身で調べながら担当していたのですが、手動での調査やデータ入力を他の業務が終わった後や持ち帰って対応することもありました。
SDSの作成に時間を取られて営業レスポンスが遅れてしまっては、せっかくの「フットワークの軽さ」という強みが活かせなくなってしまいます。自社の強みを営業・経営の面で存分に発揮するためにも、SDS業務の効率化とスピードアップが急務でした。

ー数あるシステムの中で、スマートSDSを知ったきっかけと選定の決め手を教えてください。
菅様:
当社の取引先様から紹介していただいたのがきっかけです。実は以前にも他社の作成システムを調べたことがあったのですが、導入コストの面や「特定のPCでしか使えない」という運用面の制限があり、導入には至っていませんでした。
スマートSDSはクラウド型ですので、会社のデスクだけでなく、出張先や外出先のスキマ時間でもアクセスして作成や確認ができます。外回りが多い私にとって、この利便性は大きな魅力でした。

ー機能面では、どのような点が貴社の業務にマッチしていたのでしょうか。
菅様:
一番は「原料管理機能(データベース機能)」の存在です。当社の強みである多品種な配合レシピに対応するためには、一度登録した原料データを自由に組み合わせてスピーディにSDSを作成できる環境が不可欠でした。実際、現在当社で作成しているSDSの多くで、この原料管理機能を活用しています。
また、法改正があった際のアラート機能や、必要な法令項目・計算結果が精度高く一括出力される点も 、安心して運用できる決め手となりました。
ー導入後、実際のSDS作成業務にはどのような変化がありましたか。
菅様:
作成にかかる時間が大幅に短縮されました。手作業で法令を調べたり、データを突き合わせたりする手間がなくなり、必要な情報がスムーズに反映されるようになった実感があります。出張先でも短時間で対応できるため、業務の柔軟性が格段に上がりました。
ー営業面や取引先とのやり取りにおいて変化はありましたか。
菅様:
取引先様やパートナー企業様へ提出した際、記載内容に関する指摘や問い合わせなどの「指摘」や「手戻り」が激減しました。提出すればそのまますっと受理されるようになり、導入後はスムーズにお取引が進んでいます。
また、最近は取引先様や大手顧客様から「最新で正確なSDSを早く提出してほしい」と求められる場面が増えていますが、スマートSDSによって迅速かつ精度の高いSDSをお届けできるようになりまし た。お客さまから「サンコーオイルさんは管理がしっかりしていて対応も早い」と評価頂ければ、営業面での強みや信頼に繋がると思います。
ー業務時間が短縮されたことで、創出した時間をどのように活用されていますか。
菅様:
私は今年から代表取締役に就任し、経営全般やメインである営業活動など、注力すべき業務が多岐にわたっています。スマートSDSによってSDS作成の負担が軽減されたことで、本来集中すべき営業活動や顧客提案、会社経営の業務にしっかりと時間を投入できるようになりました。
ー専門知識の属人化解消や、社内での標準化についても手ごたえはありますか。
菅様:
はい。これまでは個人の知識や経験に頼っていた部分があり、他社員へ引き継ぐのも一から教え込む必要がありました。
ですが、スマートSDSを導入したことで「誰でも同じ精度で作成できる土台」が整いました。システム内に原料データや過去の作成履歴が蓄積されているため、今後、中長期的に他の社員へ業務を段階的に引き継いでいくことも容易になると感じています。
ー最後に、スマートSDSを活用して今後実現したい展望をお聞かせください。
菅様:
現在は製造業全体で化学物質のリスクアセスメントやコンプライアンス遵守の意識が高まっており、現場からはより正確で迅速な情報提供が求められています。
当社としても、スマートSDSの新機能(改訂機能や検索機能など)を積極的に活用しながら、常に最新かつ正確なSDSを迅速にお届けできる体制を一層強化し、これからも多くのお客さまに安心して選んでいただけるパートナーを目指していきます。
※掲載内容は取材当時のものです。

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